Q&A
遺伝子治療や高度な外科医療が進化する現代でも、漢方医学は衰退するどころか、西洋医学では治らないとされてきた難病ですら漢方単独、漢方との併用により克服できることがわかってきました。
世界の医学会で注目を浴び、数々の臨床の場でその知恵が生かされています。
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新薬は、主として化学的に合成し製品とします。
それに対して漢方薬は、自然のままの植物、動物、鉱物などで構成された処方を使用します。
これが最も違うところです。
漢方薬と新薬の違いはこれだけではありません。
中医学では、西洋医学と全く違った考え方、視点から人間や病気を見ています。
中医学には「腎」という概念がありますが、これは西洋医学で言う腎臓とは全く違います。
「腎」は、生殖や内分泌系を司り、加齢による疾患と深いかかわりがある臓腑と考えます。
また、元気の「気」という概念は西洋医学にはないため、数字的に同じであれば、個々に優位の差は無いと考えています。
しかし、気力(エネルギー代謝)の違いは、病気の予防・治癒に大きな差が生じることは事実です。
つまり、中医学は西洋医学とは全く異なる思想、理論に基づき体系化された医学です。
ひとことで言えば、「病状のコントロール」よりも、免疫力・生体防御力を取り戻し「治す」を目的としています。
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漢方薬といえば煎じ薬だけかといいますと、煎じ薬だけではありません。
確かに漢方薬では葛根湯と言うように「~湯」というものは「湯剤」(煎じ薬)として使用されますが、当帰芍薬散、五苓散などというように「散剤(生薬をそのまま粉砕した状態)」、桂枝茯苓丸、八味丸などのように「丸剤(散剤を蜂蜜や白酒で丸状に練り合わせたもの)」、紫雲膏などの「膏剤(外用軟膏)」など数多くの剤型があります。
現在では、ほとんどが「エキス剤」というものが使用されています。
これは漢方薬を煎じて、その後真空乾燥して、携帯に便利な顆粒にしたものです。
お湯に溶かすとほとんど煎じ薬と変わりありません。
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煎じ薬とエキス剤を比べてみると、それらの匂いに違いがあることにすぐ気づきます。
煎じ薬は香りが強いですが、エキス剤はあまり匂いません。レギュラーコーヒーとインスタントコーヒーでも香りが違いますね。
効果としては、やはり煎じ薬に軍配が上がります。
ただし、毎日煎じる手間のないことや持ち運びの利便性を考えますと、忙しい現代人には携帯に便利な顆粒剤のほうが服薬しやすいと思います。
継続のしやすさも効果の出現を左右しますので、結果的には煎じ薬と遜色ないように感じます。
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当薬局でもよくご質問をいただきますが、ひとことで言えば、「選定さえ間違えなければ」漢方薬には副作用はありません。
一般的に漢方薬の副作用と呼ばれるものは、服薬すべき漢方薬の選定が間違っているからおこる「誤薬」によるものです。その人の体質、病状に的確に合っていれば副作用的な症状は現れません。
そのためにも、「弁証論治:べんしょうろんち」という、病の「原因」を弁じて「治方」を決定するという中医学の診断・治療法が最も大切です。
安易に病名でのみ、また西洋医学の診断法で漢方薬を選定すると、好ましくない症状があらわれることがありますので、中医学や漢方を学んだ医師・薬剤師に選んでもらいましょう。
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病院からもらったお薬と一緒に服用してよいかとよく聞かれますが、一般的にいって経験上多くの場合併用しても問題ない場合が多いです。
ただし、処方されるお薬の中には、毎日の食品ですら制限をしなくてはいけないものもあります(ある種の降圧剤とグレープフルーツ、抗血小板剤と納豆やクロレラは禁忌です)ので、漢方薬を併用する場合には、必ず現在お服みのお薬を薬剤師にお知らせください。
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まず、専門家の指示どおり服用することです。
「食前」は、空腹時で服薬後30分は、食事をなさらないで下さい。
「食間」とは、食後2時間から3時間経って次の食事までの間です。
一般的には、起床時と夕方、就寝前が服薬しやすいのではないでしょうか。
特別の指示がない限り、顆粒剤はお湯で、煎じ薬は温かいままで服用してください。
朝、煎じましたらポットに入れておくといつでも温かい状態で服用できます。
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風邪等の急性疾患でしたら、1服で治ってしまうことも珍しくありません。
「漢方薬は長く服まなければ効かない」と思われてきたのは、現代医学で治療があがらなかった疾患など、相当に慢性化してから、あるいは悪化したために漢方薬を服用する場合が多かったからです。
また、漢方薬の得意分野である、体質病や免疫疾患といわれる西洋医学では病状のコントロール(対症療法)を目標とするしかなかった疾患の本治(根本療法)に使われたためでしょう。
急性病は、もちろん漢方薬で急速に改善されます。
しかし慢性病では当然、一定の時間が必要です。
どのくらいで効果が現れるかは、病気の種類や経過、程度やその人によって違います。
一般的に「実証(病気が優勢の状態)」のかたは早く効果が上がり、「虚証(虚弱体質)」の方は時間がかかることが多いです。
それは、身体にとって、「不必要な過剰物質」を排泄させることは短時間で行えますが、骨粗そう症や貧血などのように「必要な構成成分」が不足している場合は、補うには決まった時間がかかります。(明日までに髪の毛を10㌢切れますが、伸ばすことは不可能です。)
慢性病、病弱の人などは、毎日の服用で細胞の代謝が改善し、身体の不足した構成成分(虚:「きょ」と呼びます)を補って改善に向かいます。
不妊症を例にとると、於血や気滞など余剰物質の停滞(実:「じつ」と呼びます)の原因では、約1~2ヶ月からと短期間で改善できますし、肝臓の「血」の不足にある場合では約4ヶ月、「腎」にある場合ですと改善にかかる期間は半年以上となることもあります。
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同じ胃炎でも、人によりその「原因」が違います。病気は「結果」です。
太っている人、痩せている人、穏やかな人、怒りっぽい人、冷え性の人、暑がりの人というように、体質によっても千差万別です。
体質によって与える漢方薬は、同じ症状でも人によってそれぞれ違います。
ですから、Aさんがある漢方薬を服用して胃炎が治ったからといって、Bさんの胃炎も同じ漢方薬で治るとは限りません。
前述のとおり、漢方薬の「選定ミス」により好ましく無い症状が起こることがあります。
「病名」が同じだからと、もらって服薬することは止めましょう。
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妊娠中にも、妊娠中独特の病気が色々あります。
当然、それに合わせてその病気を治す漢方薬があります。
たとえば、つわりを治す漢方薬、流産を止める漢方薬、妊娠中のむくみをとる漢方薬、安産の漢方薬など、むしろ母子ともに安胎のために服薬したほうが良い「妊娠期間中だからこその」漢方薬が多くあります。
ただし、妊娠初期は、下剤や強い発汗剤など服用を控える必要の有る漢方薬もあります。
妊娠が確認されましたら、現在服用中の漢方薬について専門の薬剤師にご相談ください。
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漢方薬は苦くて服みにくいと考えられがちですが、必ずしもそうではありません。
お子様によく用いる小建中湯などは、非常に甘くて服みやすい薬です。
また、不思議なことに、適応しない人には相当にのみにくい漢方薬でも、適応した人にはおいしく感じられます。
むしろ、大人が必要以上に「服み難くないか」「苦くないか」と聞きすぎて、お子様が暗示にかかってしまうことが多いようです。
あくまでもお薬であること、病気を治すために服むことをお子様に教えていただければ、決してお子様が嫌がることはありません。
何よりも、今の辛い症状から逃れたいのは、当の本人なんですから。
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